ノートPCまで充電できる65W充電器は便利ですが、毎日持ち歩くとなると、重さと大きさが気になります。
CIO NovaPort SOLO II 65Wは、最大65WのUSB-C充電器でありながら、公式仕様で約52.5×30×26.5mm・約74gに抑えたモデルです。
約74gは、板チョコ約1枚半ほど
一般的な50g前後の板チョコで考えると、約1枚半ほどの重さです。ノートPCまで充電できる65W充電器としては軽く、毎日カバンへ入れる人ほど、この差を活かしやすくなります。
※板チョコの内容量は商品によって異なります。約50gを基準にした目安です。
この製品を選ぶ最大の理由は、65Wという数字だけではありません。
ノートPC用として使える出力を確保しながら、持ち歩く負担を減らせることが一番の強みです。
結論:この条件に当てはまるなら買いやすい
- 65W以内で充電できるノートPCを使っている
- スマホやPCを1台ずつ充電できればよい
- 充電器を通勤、出張、旅行で持ち歩く
- 電源タップの隣の差込口を塞ぎたくない
一方、複数台を同時に充電したい人、100W級の電力が必要なノートPCを使う人、65Wを長時間固定で出力し続ける特殊な使い方をする人には向きません。
特に購入前に知っておきたいのが、CIO公式が案内している温度制御です。充電開始から20〜30分ほど経過すると、本体内部の温度状況に応じて、おおよそ55W程度まで出力が調整される場合があります。
この仕様をどう考えればよいのかも含めて、CIO NovaPort SOLO II 65Wの強みと注意点を整理します。
※本記事はメーカー公式情報をもとにした製品解説です。筆者が実機で充電速度や温度を測定したレビューではありません。
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CIO NovaPort SOLO II 65W
最大65W、USB-C 1ポート、約74g。ノートPC用充電器を小さく軽く持ち歩きたい人向けです。
楽天で見る Amazonで見るCIO NovaPort SOLO II 65Wの基本仕様
| 型番 | CIO-G65W1C-N2 |
|---|---|
| ポート | USB-C×1 |
| 最大出力 | 65W |
| 出力 | 5V⎓3A/9V⎓3A/12V⎓3A/15V⎓3A/20V⎓3.25A |
| PPS | 5-11V⎓5A |
| 急速充電規格 | USB PD 3.0/QC 4+/PPS |
| サイズ | 約52.5×30×26.5mm |
| 重量 | 約74g |
| プラグ | 折りたたみ式 |
| 付属品 | 取扱説明書 |
| ケーブル | 付属しない |
| メーカー希望小売価格 | 4,380円 |
※仕様・価格は2026年6月30日時点のCIO公式情報です。販売価格は店舗やセールによって変動します。
最大の強みは「65Wを約74gで持ち歩けること」
NovaPort SOLO II 65Wは、PCユーザーが感じやすい「付属ACアダプターが重い、かさばる」という不満を減らすために開発された製品です。
CIOは、同出力帯の純正充電器と比べて約72%小型化し、約63%軽量化したと案内しています。
「約72%小型化」はメーカー公称の比較値
比較対象は同出力帯の純正充電器です。すべての65W充電器より72%小さいという意味ではありません。
それでも、約74gという軽さは、この製品を選ぶ明確な理由になります。
一般的な板チョコ約1枚半ほどの重さなので、単体では小さな差に見えるかもしれません。ただ、ノートPC、モバイルバッテリー、ケーブルなどを毎日一緒に持ち歩く人ほど、数十gの差を活かしやすくなります。
反対に、自宅へ置きっぱなしで使うなら、軽さよりもポート数や価格を優先した方がよい場合があります。
65Wで自分のノートPCに足りるか確認する方法
この充電器を買う前に、最も重要なのは自分のノートPCが何Wを必要とするかを確認することです。
USB-C端子が付いていても、すべてのノートPCがUSB PD充電に対応しているわけではありません。また、USB PD対応でも必要電力は機種ごとに異なります。
確認する場所
- 現在使っている純正ACアダプターの出力表示
- ノートPCの仕様書やメーカー公式ページ
- USB-CポートがPD充電入力に対応しているか
| PC側の目安 | 判断 |
|---|---|
| 純正充電器が30W〜45W級 | 65W以内なので候補にしやすい |
| 純正充電器が60W〜65W級 | 出力上限は合う。55W制御も確認したい |
| 純正充電器が90W〜100W以上 | 完全な置き換えには向きにくい |
| USB-C充電非対応 | この充電器では充電できない |
純正充電器が65Wを超える場合でも、PCの動作状況によっては低い出力で充電できることがあります。ただし、充電が遅くなったり、使用中にバッテリー残量が増えにくくなったりする可能性があります。
「接続できるか」ではなく、普段の使い方で必要な電力を満たせるかで判断することが大切です。
スマホに使っても65Wで充電されるわけではない
65W充電器をスマホへ接続しても、常に65Wが流れるわけではありません。
USB PDでは、充電器、ケーブル、接続した機器の対応範囲に合わせて電力が決まります。スマホ側の受電上限が低ければ、その上限を超えて充電されることはありません。
そのため、この製品をスマホ用として使うこと自体に問題はありません。
65Wを選ぶ意味がある人
スマホだけでなく、タブレットやノートPCにも同じ充電器を使いたい人。
20W〜30W級でも足りやすい人
スマホしか充電せず、ノートPCへ使う予定がない人。
20〜30分後に約55Wへ下がる仕様をどう考える?
公式が案内している重要な仕様
充電開始から20〜30分ほど経過すると、本体内部の温度状況に応じて、おおよそ55W程度まで出力が調整される場合があります。
これは故障ではなく、部品の温度上昇と劣化リスクを抑えるための保護制御です。
CIOは、ノートPCやスマホでは充電が進むにつれて機器側の要求電力が下がるため、日常利用で充電速度の低下を体感することはほとんどないと説明しています。
ただし、「誰でも気にしなくてよい」とまでは言えません。
| 使い方 | 55W制御の考え方 |
|---|---|
| PCを閉じた状態や軽い作業中に充電 | 大きな問題になりにくい |
| Web閲覧や文書作成をしながら充電 | 一般的な用途では影響を感じにくい可能性が高い |
| 高負荷作業を続けながら充電 | PCの消費電力次第で充電が遅くなる可能性がある |
| 65W固定の電子負荷試験・工業用途 | メーカーが非推奨としている |
高負荷作業の項目は、PCの消費電力が大きい状態では充電に回せる余裕が減る、という仕様からの判断です。実際の影響はPCの機種、バッテリー残量、室温、作業内容によって変わります。
つまり、一般的な持ち歩き用充電器として使うなら過度に心配する必要はありませんが、常に65Wを出し続けてほしい人には向かないということです。
1ポートは欠点でもあり、使いやすさでもある
NovaPort SOLO II 65WのUSB-Cポートは1つだけです。
スマホとノートPCを同時に充電することはできません。複数機器をまとめて充電したい人にとっては明確な弱点です。
一方、1台だけ充電するなら、複数ポート使用時の出力配分を考える必要がありません。
- PCを接続すれば最大65Wの範囲で充電
- スマホを接続すればスマホ側の対応範囲で充電
- ポートの上下や出力配分を確認しなくてよい
1ポートを選ぶべき人
日中はノートPC、夜はスマホというように、その時に必要な1台へ差し替えて使う人です。
薄型・折りたたみプラグは電源タップでも便利
本体の厚さは約26.5mmです。CIOは、電源タップに挿した際に隣の差込口へ干渉しにくい点を特徴として案内しています。
- 電源タップで隣の差込口を使いやすい
- 壁コンセントへ挿したときの圧迫感を抑えやすい
- 折りたたみプラグでポーチ内を傷つけにくい
- フルフラット形状で壁との隙間を抑えやすい
本体表面には、細かな凹凸のあるシボ加工が施されています。持ち歩きで付く細かな傷を目立ちにくくするための加工です。
GaN・NovaEngine・NovaSafety 2.0は何が違う?
| 名称 | 簡単にいうと | 利用者へのメリット |
|---|---|---|
| GaN | 小型・高効率化に使われる半導体技術 | 65W充電器を小さくしやすい |
| NovaEngine | 変換効率、発熱、安定性を考慮したCIOの設計 | 小型化と安定した充電を両立しやすい |
| NovaSafety 2.0 | 内部温度を監視して出力を調整する機能 | 過度な発熱と部品劣化のリスクを抑える |
利用者目線では、小さくする技術と、熱から守る制御を組み合わせた製品と考えると分かりやすいです。
65Wを使うなら60Wではなく100W・240W対応ケーブルを選ぶ
この製品にはUSB-Cケーブルが付属しません。
注意したいのは、一般的な60W対応USB-Cケーブルでは最大65Wを使い切れないことです。
USB-IFでは、20V・3Aに対応するケーブルを60Wとして表示しています。NovaPort SOLO II 65Wの最大出力は20V・3.25Aなので、最大65Wを使うには3Aを超える給電へ対応したケーブルが必要です。
ケーブル選びの結論
- USB-C to USB-C
- 100Wまたは240W対応
- 5A対応・E-Marker搭載の表示があるもの
- 必要な長さを選ぶ
100Wや240W対応ケーブルを使っても、接続機器へ無理に高い電力が流れるわけではありません。充電器、ケーブル、機器の対応範囲に合わせて電力が決まります。
CIO NovaPort SOLO II 65Wが向いている人・向いていない人
向いている人
- 65W以内のノートPCを使っている
- 充電器を毎日持ち歩く
- スマホとPCで充電器を共用したい
- 1台ずつ充電できればよい
- 電源タップの隣を塞ぎたくない
- 約74gの軽さを重視する
向いていない人
- 2台以上を同時充電したい
- USB-Aポートも必要
- 100W以上が必要なPCを使う
- ケーブル付属モデルが欲しい
- 65Wを長時間固定で出力したい
- 自宅据え置きで軽さを重視しない
Anker Nano II 65Wと迷った場合の考え方
同じ最大65W・USB-C 1ポートの候補には、Anker Nano II 65Wがあります。
Anker Nano II 65Wは約44×42×36mm・約112gです。CIOは約74gなので、重量では約38g軽くなります。
- 軽さと薄さを優先:CIO NovaPort SOLO II 65W
- Anker製品を選びたい:Anker Nano II 65W
ここでは購入判断に必要な違いだけに留めます。細かな違いまで比べたい場合は、別の比較記事で扱う方が分かりやすいです。
よくある質問
Q.ノートPCなら何でも充電できますか?
A.すべてのノートPCを充電できるわけではありません。USB PD充電へ対応し、必要電力が65W以内かを確認してください。
Q.途中で55Wへ下がるのは故障ですか?
A.故障ではなく、温度と部品寿命を考慮した保護制御です。通常のスマホやPCでは、突然出力が止まることは基本的にないとCIOは案内しています。
Q.60W対応ケーブルでも使えますか?
A.使用できますが、最大65Wを使い切れません。最大出力を使うなら、5A給電に対応した100Wまたは240W対応ケーブルを選びます。
Q.スマホへ使っても大丈夫ですか?
A.問題ありません。スマホが対応する範囲で電力が調整されます。ただし、スマホだけなら65Wを使い切れない場合があります。
まとめ|65W以内のPCを軽い充電器で持ち歩きたい人には買いやすい
CIO NovaPort SOLO II 65Wは、最大65Wを約74gの本体で持ち歩けることが最大の魅力です。
- 最大65W・USB-C 1ポート
- 約52.5×30×26.5mm・約74g
- USB PD 3.0、QC 4+、PPS対応
- 薄型・折りたたみプラグ
- NovaSafety 2.0による温度監視
- 20〜30分後に約55Wへ調整される場合がある
- ケーブルは別売り
65W以内で充電できるノートPCを使い、スマホやPCを1台ずつ充電し、持ち運びやすさを重視するなら、選びやすい製品です。
反対に、複数台同時充電、100W以上のPC充電、65Wの長時間固定出力が必要なら、別の充電器を選んだ方が失敗しません。
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参考情報
- CIO:NovaPort SOLO II 65W1C 製品情報
- CIO:NovaPort SOLO II 65W 発売案内
- USB-IF:USB Type-C Cable Logo Usage Guidelines
- Anker Japan:Anker Nano II 65W
※製品仕様、価格、対応機器は変更される場合があります。購入前にメーカーおよび販売店の最新情報をご確認ください。


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